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私が子供の頃、祖母と母は、普段はキモノを着ていました。母は会社勤めをしていましたが、40代頃までは仕事に行くにもキモノを着ていました。年をとって太ってからは帯を結ぶのが大変になったのか、キモノ自体が面倒になったのか、普段着は洋服へと変わりました。でも、特別なお出かけのときはやはりキモノで通していました。 そんな家庭に育った私は、自然とキモノに袖を通すことが多く、会社勤めをしていた頃など秋冬の休日出勤時にはキモノを着て、「今日はお休みなんだけど、ちょっと仕事しているの」といった具合に気分転換をしていました。しかし、キモノを日常的に着るところまではなかなかいきません。自分でキモノを作ったり小物を買ったりするようになると、洋服に比べてお金がかかるしお手入れも大変だからです。 ある人が言っていましたが、和装関係の物の値段が今のように高くなったのは、第二次大戦後からだそうです。キモノの需要が減り和装関係の商売が成り立たなくなったため、和装業界では価格を上げたり、キモノの着方にいろいろな規則を設けたりして業界の存続を図ったのだとか。ところが、逆にこのことによって一般消費者が一段と和服を敬遠するようになり、和装業界はより衰退してしまったのです。 次回はキモノの決まりごとについてご紹介します。 |
