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今月の特集

No.27 ● 2005年10月「肌構造の復習」タヒボジャパン株式会社 美容顧問 堀井紀壬子

さあ秋本番です。汗をかかなくなり、冷房と熱気のダブルパンチから解放され、お肌は一安心ですね。私は8月下旬にサンフランシスコに滞在していたのですが、気温は23−24℃と過ごしやすく空気も乾いておりとても快適でした。今回の旅行ではアトランタ、ワシントンD.C.、ダラスと回りましたが、アメリカ合衆国は予想以上に広く、気温も湿度もそれぞれの都市で違いました。移動は全て飛行機ですから、急激な気温や湿度の変化で肌に大きな負担をかけてしまいました。旅行中は機会があれば、ローションパックで水分補給をし、角質ケアをしていましたが、これからは本格的な肌のお手入れを始めなければならないと痛感しています。

というわけで、今月はスキンケアの基本と季節のお手入れに話を戻します。

最近は地球温暖化の影響か、冬に向けての季節変化が少し遅くなっているようです。私が子供の頃は10月1日が概ね衣替えで、その頃冬服に着替えるのが不思議ではなかったのですが、今は10月に入っても昼間は夏のように暑かったり、そうかと思うと朝晩は冷え込んだりと、気温はめまぐるしく変化します。そんなとき、お肌の調子がいつもと少し違うと感じることはありませんか?具体的に言うと洗顔後、肌がつっぱるような感じがしませんか?つっぱり感が強くなっているときは、肌の角質が速いスピードでどんどん剥がれてしまっている状態なのです。

久しぶりに肌の構造を復習しましょう。

私たち人間の皮膚は「表皮」と「真皮」からなり、皮下組織がこれを支えています。表皮は皮膚の最も外側にある厚さわずか0.2mm程度の薄い膜で、さらに角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分けられます。表皮の最も内側にある基底層は、一層の基底細胞からなっており、細胞分裂によって新しい細胞が絶えず一定のリズムで作り出されています。

新しく生まれた細胞は、形や構造を少しずつ変えながら上方へと押し上げられて、有棘細胞、顆粒細胞へと変化し、やがて角質細胞となって角質を形成します。そして皮膚表面に達した角質細胞は、正常な場合、ほぼ1日1層ずつ垢となって剥がれ落ちていきます。 これが「表皮細胞の角化」と呼ばれるプロセスです。
角質は体内と外界を分ける膜で、これには「保湿機能」と「バリア機能」という二つの重要な役割があります。

「保湿機能」は、適度な水分を含有することによって皮膚に柔軟性を持たせ、なめらかな美しい肌にする働きです。
「バリア機能」は、体内の水分が出て行くのを防いで体が乾かないようにするとともに、外部から異物が体内に侵入するのを防ぐ働きです。秋口に肌がつっぱるというのは外気の乾燥に伴い、バリア機能が低下することで、肌から水分が蒸発していくスピードが速くなっているのです。そうなると肌は乾き気味で、うるおい(水分)を適正量保つことができません。こんなとき、化粧水をつけてあげれば、つっぱり感は消えます。

しかし、この水分補給はあくまでも応急処置です。きちんと洗顔し、水分・保湿成分を補ってあげれば、1ヶ月程度で肌は本来の機能を取り戻します。もし、この段階で放置しておくと、カサカサと乾燥した肌状態になってしまいます。バリア層を作っている角質の層は、乾いてもろく、ポロポロとはがれやすい細胞片で構成されているのです。こうなってしまうと、正常な肌を取り戻すのに半年はかかると言われています。

本格的な乾燥が始まる前に肌本来の健康を取り戻すためにも、NFDトライアングルの3ステップケアでしっかりお手入れしてください。
このホームページのスキンケアの欄にエッセンスマッサージのやり方が載っています。この時季の肌には、十分な保湿成分を与えてあげましょう。

最後に注意を少しだけ。ストレスの多い生活は肌荒れの原因になります。いつも穏やかな心理状態でいることが美しい肌を保つ秘訣です。10月の美しい月を見ながらゆったりと肌のお手入れをして、赤ワインなど楽しんでみてはいかがでしょう。
そしてもうひとつ、夜更かしは厳禁です。肌の再生は夜10時から2時の間に行われるので、10時までに就寝することが理想的。遅くとも12時までにはおやすみください。

では、みなさん良い夢をご覧ください。

No.27 ● 2005年10月「肌構造の復習」

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