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私が子供の頃は「暑さ寒さも彼岸まで」といって、9月に入るともう爽やかな日が続いていました。しかし近年は地球温暖化の影響でしょうか、9月に入っても暑い日が続いています。 今月の話題はコエンザイムQ10です。 呼吸をしたり、臓器を動かしたり、細胞分裂や肌の新陳代謝を促したり、私たちの生命活動の基本となるエネルギーがATP(アデノシン三リン酸)です。コエンザイムQ10は、このATPを作るために必要な補酵素なのです。1957年に発見され、研究は比較的新しく1970年代に注目を集めたのですが、心臓病などの臓器の衰えに効果があるとして欧米では人気の高いサプリメントでした。日本では2001年に厚生省の認可がおりて、サプリメントが発売になり、また化粧品や美容関係にも盛んに利用されています。 コエンザイムQ10は細胞分裂や人間の生命活動にとって必要不可欠な成分なのですが、20代をピークとして、加齢とともに減少してきます。コエンザイムQ10が減るということは、体内に60兆ある細胞のエネルギー生産量が減ってしまい、臓器の働きや体力の低下、すなわち老化現象へ結びつくと考えられています。 以上の事から、加齢とともに減少していくコエンザイムQ10を補う研究がはじまり、80年代に栄養補助食品としての摂取が始まりました。 米国に住む77歳のある男性はコエンザイムQ10を14年間服用しています。心臓が悪く、運動どころかベッドから動けませんでしたが、今では軽いジョギングを出来るまでになりました。 これはコエンザイムQ10を補ったことで衰えていた心臓の細胞が活発化され、機能が回復したと考えられています。また、体中のいろいろな臓器にコエンザイムQ10が補給され、全身の細胞が活性化され、衰えていた臓器や筋肉も回復したのでしょう。 加齢とともに減少したコエンザイムQ10を補うと、体中の細胞が活発化し、衰えていた臓器が回復し、若返るのですね。コエンザイムQ10を2週間服用した老人のランニングの記録が改善された例や、スポーツ選手の運動能力や記録の向上が報告されています。 では、このコエンザイムQ10の肌に対する効果は、どうなのでしょうか。 これまでも勉強してきたように、トラブルのない健康な肌を維持するためには、年齢とともに低下傾向にある肌のバリア機能を高め、紫外線や乾燥に負けない肌を作ることが大切です。そこでポイントとなるのが、肌の細胞を活性化することと肌の抗酸化力を高めることです。肌の細胞が活発に代謝していれば、天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質など、保湿に働く因子が十分に作られるので、多少乾燥した環境においても肌の潤いは保たれます。また肌の抗酸化力が高ければ、紫外線などのダメージを受けても新陳代謝がスムーズに行われ、肌は速やかに生まれ変わることができるのです。 コエンザイムQ10は、本来私たちの体内に存在する補酵素で、生命活動に必要なエネルギーを作る過程で使われており、細胞が活発に動くために必要不可欠な成分です。また、優れた抗酸化作用を有している物質としても知られています。 肌のコエンザイムQ10も年齢とともに著しく低下します。コエンザイムQ10は表皮と真皮では10対1の割合で分布していますが、表皮中のコエンザイムQ10の量を見ると20歳代に比べ80歳代では1/3に減少しています。最近では、このコエンザイムQ10を肌に与えることで、肌の老化予防や改善に効果があることが明らかになっています。コエンザイムQ10によって肌の細胞が活性化され、シワの改善が見られたことや、コエンザイムQ10の抗酸化作用によって、紫外線や活性酸素によるダメージが抑制されたことなどが報告されています。 現在、コエンザイムQ10を利用して肌の若返りを図るクリニックも登場しています。化粧品への応用も徐々に進んでいるようです。 健康維持や老化防止の目的でコエンザイムQ10を摂取するには、1日あたり30mg〜60mgが理想とされています。しかし、1日30mgのコエンザイムQ10を食物から摂るには、イワシ約6匹、ピーナッツ約1150g、牛肉約950gのいずれかを食べなければなりません。毎日の食事から摂取するのは、大変ですね。コエンザイムQ10を手軽に摂取するには、サプリメントを利用するのが良いようです。 「ナフト フラン ディオン」で健康な肌を維持している方には不要かと思いますが、高齢化社会で元気に年を重ねるには、このようなサプリメントも必要なのかもしれませんね。 ただし、何でもかんでもサプリメントに頼るのではなく、やはりバランスの良い食事と食生活で健康を維持するのが基本です。サプリメント漬けにならないよう気をつけましょう。 |
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