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今月の特集

No.62004年1月
昭和の化粧品市場
藤井紀壬子 タヒボジャパン株式会社
美容顧問

堀井紀壬子
昭和40年代以降、高度成長期の消費経済の発展と、女性の本格的な社会進出をうけて、化粧品業界の成長には目を見はるものがありました。昭和40年に1040億円だった化粧品市場は、昭和50年には5000億円を超え、さらに昭和60年には1兆円という巨大なマーケットにまで成長しました。この時期、化粧品各社は競うようにイメージアップのためのテレビコマーシャルを制作してテレビで放映、お茶の間の話題を独占しましたのでご記憶の方も多いと思います。

この化粧品市場の成長の要因はスキンケア市場の成長でした。日本人女性のスキンケアへの関心と使用頻度は世界一と言われています。欧米では化粧品のカテゴリーの稼ぎ頭は香水ですが、日本では断然スキンケアです。また、中国や台湾でも日本製のスキンケアに対する信頼と憧れは絶大です。化粧品会社のマーケティングと、古来より清潔好きで、素肌の美しさを大切にしてきた日本女性のニーズが一致した結果だと言えるでしょう。これを受けて、化粧品メーカー各社はより一層スキンケア製品の開発に力を入れることになりました。この20年もの間、スキンケアは単なる日常のお手入れを超えて、肌の様々な悩みに答える機能性を持ったものに発展してきました。含有される成分も化学、薬学、医学との共同研究の結果、より有用なものが開発されると共に、これからの高齢化社会に向けた肌の老化メカニズムの研究も進んでいます。

不況に強いと言われる化粧品ですが、このところ低価格化が進み、販売金額も伸び悩んでいます。そんな中でもスキンケア、特にお客様の悩みをじっくり伺いながらお客様にあった製品を薦めるスキンケアは好調のようです。


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