| No.3 ● 2003年10月 ローションの起源 薔薇水16銭 |
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では、今回から日本での化粧の歴史にはいります。 江戸時代までの日本女性の代表的な化粧法はおしろいをつけて肌を白くみせる、 唇に紅をさすという紅白化粧で、肌の手入れについて私達のご先祖がどうしていたのかは、はっきりしません。 四季にとみ、適度な湿気がある日本の風土では、古代エジプトのような過酷な気象条件下での生活と違い、 皮膚を外界から守ることがあまり必要なかったという説をどこかで読んだ記憶があります。 ただ、ぬか袋の使用は古くから伝わっていて、清潔な肌を保つ習慣は日本人の伝統となっていたことがわかります。 スキンローションの先祖のバラ水は、江戸時代初期にはオランダ人を通じて伝えられていたらしく、 平賀源内の文献に登場しています。 バラ水が顔のよごれを清掃し、肌あれを直す効果があることは18世紀、 江戸中期の日本人にも知られていたようです。 ただし、日本ではバラ水の原料に必要なバラの品種が栽培されておらず、 また、それを蒸留するためには大量のバラが必要であった為、工業化されなかったということです。 平賀源内の著書に述べられているバラ水の作り方と使い方を、 春山行夫先生の「おしゃれの文化史1化粧」から引用します。 「薔薇水 16銭、豆のモヤシの水 16銭、酒石の溶解油 16銭 この三つの材料を調合し、毎夕ごとに顔面にぬるべし。 |
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参考文献 |
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