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今月の特集

No.12003年8月
美容の悩みは、
古代エジプトに通じる
堀井紀壬子 タヒボジャパン株式会社
美容顧問

堀井紀壬子

私が担当するこのコラムでは、皆様に化粧と化粧品、特にスキンケアについてのエピソードを紹介していきます。

今回はまずスキンケア製品の歴史にふれてみましょう。化粧という言葉の意味は、もともとは顔をよそおうと言う意味で日本ではかの枕草子に登場していて平安時代から使用され親しまれた言葉であることがわかります。

顔に色を塗る習慣は魔よけのために旧石器時代後期から行われていたという説もあり衣食住とならんで化粧の歴史は人類の歴史といえます。

化粧品が最初に大きく発展したのは古代エジプトです。エジプトは光や乾燥が強く、肌荒れやしわ、湿疹が多かったようで光(紫外線)と乾燥から皮膚を保護するクリームや化粧水が作られていたようですし毛はえ薬らしきものもあったということです。

古代の人たちも私達と同じ悩みを持っていたことを物語っています。ちなみに西暦21世紀にはいった現在でも化粧品業界の課題はしみ(美白)、しわ(老化予防)、しらが(育毛)の3S商品の開発にありさまざまな成分の開発や研究が行われていますがその努力は古代エジプトに始まっていたのです。

次回は、化粧品がどのようにしてヨーロッパ社会に受け継がれてきたかを紐解いてみたいと思います。これらの情報が皆さまのカウンセリングのお役に立てれば幸いです。

参考文献
「化粧 おしゃれの文化史1」春山行夫著/平凡社
「コスメトロジー入門」鈴木守著/幸書房
「メークアッブの歴史」R.コーソン著/ポーラ生活文化研究所
「化粧品のブランド史」水尾順著/中公新書

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